ふじ楽いず楽

富士山周辺と伊豆の観光スポットや遊ぶところを紹介するブログです

心霊スポットではありませんよ 人穴富士講遺跡

富士山世界文化遺産16

歴史を紐解くとかなり古くから知られる場所であり、角行由来の聖地でもあります。

人穴富士講遺跡

人穴入口

人穴入口

随感

とりあえずまず伝えておきたいのは巷の一部ではまことしやかにこの地が怖ろしい心霊スポットであるかのように噂されていますが、まったくの逆でここは聖地だということです。

ただ自然の持つ険しい気配を放っていることは間違いありません。また地中にぽっかりと空いた穴自体も怖いですし人穴と云うちょっとおどろおどろしい名前が余計に拍車をかけていることは否定できません。
でもよくよく考えてください。

ここは富士講の開祖にあたる角行が修行を積んだ行場です。角行は仙元大日神より「フセギ」を授かりましたがこれは病気平癒に効く呪符で江戸で疫病が流行った際に数万の民を救ったとされています。

その角行が修行を積み、後に富士講の聖地として巡礼者や修行者が訪れたこの地が穢れいるはずがありません。怖い=穢れているではありませんし、そもそも神様だとて結構怖い存在です。昔から崇められている富士山自身も何度も噴火を繰り返しては人々に恐怖をばらまき恐れられ、その度に祀られてきました。神聖なものは畏れて当たり前なのです。
ここを訪れて怖いと思ったならばこの地を敬うことを忘れないでください。

 

富士講遺跡

富士講遺跡

この地には人穴浅間神社があり、境内には溶岩洞穴である「人穴」と富士講信者が建立した約200基の碑塔群があります。碑塔群はかつてここが霊地として崇められ信仰で賑わっていたことを感じさせてくれます。お墓じゃありませんよw

こちらの人穴は溶岩洞穴でありますが鎌倉時代の「吾妻鏡(あづまかがみ)」に既に記載されており、源頼家が富士の巻き狩りの際に家臣の仁田四郎忠常に中の探査を命じられた話が出てきます。仁田はこの時相当酷い目に遭い這々の体で逃げ出てきたそうです。そして土地の古老の言でここは浅間大菩薩が住み給う場所と知らされたとなっています。
また『御伽草子』にある『富士の人穴草子』ではこの話にさらに話しを盛って紹介されたりしています。
まぁ、この辺りからもわかるようにそれ以前から人穴は人に知られ富士山信仰の一角を担っていたことが伺えるでしょう。

そのような伝承があったからこそ、後の角行に繋がり富士山信仰は引き継がれてきました。また近年も某新興宗教団体がよく出入りして問題になったりもしてました。現在でも洞穴内には祠と碑塔3基と石仏4基が建立されています。今も信仰は生きています。

人穴は江の島第一岩屋と繋がっているという古い話もあります。
またわりと新しめですとこちらの穴の奥には天井の低い細長い部分が伸びていますが、それを気の振れた老女が掘ったというような話しが地元の伝承本にあったと思ったのですが、肝心の本がみあたらないのでもし発見できたら追記しますね。

昔は自由に出入りできたので子供の頃に何度か入った記憶があります。
その頃は手元の明かりだけを頼りに暗闇の中を歩きました。
思い出では壁伝いに木道が設置され時計回りに廻って入った場所から出たのでドーナッツのような穴だとずっと思っておりました。しかし、あらためて図面を確認したら普通の一本の穴にすぎず、入口に溶岩柱が立っており入口付近でちょっとわかれているだけでした。事実を知って拍子抜けしていますw

人穴は世界遺産になったころから立ち入り禁止でしたが、今年の夏から再び中に入れるようですね。ただし事前に申し込みが必要なようなので気になる方は下記から調べてみてください。入洞を希望される方は下の引用元をご確認ください。

そういえば敷地の端に見晴台ができてましたがあれは冗談ですよねw?

基本情報

 地図

 

南から来る場合は139号バイパスを上井出ICで降りて白糸の滝方面へ。信号ふたつめ突き当たりを右折。松の右側の細い方。そのまましばらく道沿いに登っていきますと右手に鳥居があるのでわかると思います。
北側から139号を来た場合、朝霧ジャンボリーゴルフクラブの入口ある交差点を左斜めに入る細い道があるのでそちらへ。しばらくすると左側に鳥居があります。

 

〒418-0102 富士宮市人穴206
[平日] 富士宮市役所(代表) : 0544-22-1111
[休日] 人穴富士講遺跡案内所 : 0544-52-1620
参拝時間 年中無休
参拝料 無料
【案内所の案内】
人穴富士講遺跡案内所は土・日・祝日(10時~15時) のみ開館
開館時は、富士山世界遺産ガイドが常駐
※年末年始(12/29~1/3)は閉館

引用元 人穴富士講遺跡 | 静岡県富士宮市|公式サイト