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富士山周辺と伊豆の観光スポットや遊ぶところを紹介するブログです

東伊豆 稲取細野高原 秋風にそよぐススキ

細野高原ではまもなく秋のすすきイベントも始まります

 

ぼちぼち穂の開いたススキも増えて見頃が近付いていますが、一面の黄金色になるにはもう一息ですかね。

細野高原 三筋山

細野高原 三筋山

※最盛期にはこの斜面に広がる草原が一面黄金色になります。

稲取細野高原とは

 

標高400mから821mの三筋山までススキの野原が広がっています。ちょっと想像付きにくいかと思いますがこれから登る見上げた緩やかな斜面の山のほとんどがススキで覆われているような感じです。

細野高原は約80万年前から20万年前の間に噴火を繰り返していた天城山によって造られました。
そしてこの地は数百年前から茅葺き屋根の材料や飼料にするためにカヤ(ススキ)が育てられてきたそうです。

実は日本各地にはこのような場所が幾つもあったようですが、需要の低下もあり現在ではそのほとんどが放置されて木に覆われてしまったそうです。ここ細野高原は人々の管理の下、奇跡的にその姿を今に留めている貴重な場所となっています。

管理とは茅場を維持するために毎年この広大な敷地を野焼きしているのです。そうすることで害虫の駆除や木々が生い茂るのを防いでいます。富士山周辺ではわりとよくありますが、余所の地区ではあまり聞きません。似たものだとこの近くでは大室山の山焼きくらいですかね。
これだけの敷地を管理するのはとても大変でしょうによくも維持してくれたものだと思います。

細野高原 相模湾方向

細野高原 相模湾方向

さて景色ですが――絶景です。
三筋山の頂は360度の大パノラマです。遮るものなくぐるりと周囲が見渡せます。

山頂付近に建ち並ぶ浮力発電用の風車のサイズもビックリです。何より足元に広がるススキの原の先に稲取が、そして海。その海に浮かぶ伊豆諸島の島々。
これを絶景といわずに何が絶景なのかという感じです。広々として清々しい場所です。

でも個人的には山頂も悪くないですがススキの中をくねくねと続く道を散策しているのが好きですね。
ああ、登りじゃなく下りねw 下から登ると結構登りでがありますよ。

山の斜面に広がるススキの原の中を軽トラがやっと通れるくらいの細いコンクリートの道が続いています。脱輪したら怖ろしいような道です。三筋山の斜面にある道は何処を見てもススキだらけ。高低差もありますから足許の景色もススキだらけ。目を遠くにやると海と水平線が広がっています。このコントラストが素晴らしい。ススキの繁る高原にいながら海を眺められるのは贅沢ですよね。でもそれがここでは普通なんですよ。

今回はススキ祭りで紹介しましたがこちらはまた春の山焼きの後、ゴールデンウィークの頃にはワラビをはじめとした山菜の宝庫となってそれを採りに来る人で賑わうそうですよ。
野焼きなどをした場所で山菜を採る場合は汚れても良い恰好で。結構、煤が着いたり汚れて足許など黒くなります。

細野高原の道

細野高原の道

※道は高低差もありますし、細くてカーブもきついです。車などに乗って眺めると転げ落ちそうで高所恐怖症に人にはきつそうです。

稲取細野高原の駐車場などの基本情報

地図

近隣からのアクセスと駐車場

細野高原には135号の稲取付近から山に向かって登っていきます。東伊豆方面からだと右に入る看板があるのでそこを。
下田の方からですと稲取温泉への降り口を過ぎて間もなく、最初の左折路です。「収穫体験農園 ふたつぼり」の看板が目印です。もしかするとカーナビなどは手前のセブンイレブンの処の信号機を左折しろと言うかも知れません。いけますが道は細いので気を付けて。

その先の道も細いです。ほとんど車が擦れ違うのが難しいような道が続きます。
所々に細野高原の看板がありますすし、道なりに進めば迷いません。
森に入ると益々道が悪くなりますが直進です。路肩はゴミなどもあり走りにくいですよ。
突き当たりを右で大きな駐車場になります

お祭り期間以外はその先、ススキ原の中まで車でも進めますが、期間中は進入禁止です。入れるときは三筋山頂近くの駐車場まで車で進めますが道が細く走り難いです。小型車以外はお勧めできません、無理はしない方が良いですよ。

バイクも大きく重いバイクは取り回しが難しいかと思います。オフロードや軽く小柄な原2などのバイクがお勧めです。ただ10インチタイヤだと路面のギャップが辛いかとも思います。

お祭り期間中は入口駐車場から山頂近くの駐車場まで車で送ってくれます。それを使う方が良いです。そもそも一番良い時期はお祭り期間中なので車では入れませんしね。

山頂まで行って帰りはぶらぶらとススキ原の道を歩いて帰るのがお勧めです。
余裕がある方は脇道も散策しても良いかもしれませんね。
天気が良いと見晴らしよくて最高ですが、木陰は少ないので日射しが気になる方は対策を。暑さの方はそろそろ気候は穏やかなので下るだけならそれ程心配しなくても大丈夫でしょう。

公式情報

イベント期間 10月10日から11月9日まで 10時~16時

入山料金

・大人(中学生以上) 町外者 600円 町民 200円
・小人(小学生以下) 無料

駐車場 普通車100台可

イベント期間中は軽飲食できる売店有り、その他、ブランコ、餌やり体験なども

一般社団法人 東伊豆町観光協会
〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3354 1F
TEL:0557-95-070

引用元 東伊豆の観光情報 e-izu|伊豆のグルメ・温泉・宿泊|東伊豆町観光協会|公式サイト

 

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