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富士山周辺と伊豆の観光スポットや遊ぶところを紹介するブログです

石廊崎オーシャンパークと中木の柱状節理

平成31年4月1日「石廊崎オーシャンパーク」グランドオープン!

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伊豆の先端、石廊崎 石室神社と熊野神社

以前からアナウンスのあった石廊崎オーシャンパークに4月の初旬に行ってきました。
本当は他の目的メインで南伊豆を訪れていたのですが、時間が余ってしまったため、イベとぴでも取り上げていて興味があったんので足を運んでみました。

もちろんここが出来る前から石廊崎に行くことはできましたが、車は少し手前の石廊崎岬めぐり遊覧船の出ている港の有料駐車場に駐めて岬の上まで登っていかなければならず、ちょっと面倒でした。足腰の弱い方にはかなり苦痛だったと思います。

それがようやく石廊崎の入口にあったジャングルパーク跡地に石廊崎オーシャンパークがオープンして下から登らずに行ける事になったのです。

 

石廊崎オーシャンパーク 駐車場

石廊崎オーシャンパーク 駐車場

しかし施設跡は広く、昔の入口駐車場跡地などに車を駐めるとなると、まだ結構距離があるな、もっと奥まで行けるのかなと思っていたので調査を兼ねて訪れました。

16号からかつてのジャングルパーク跡の入口から車で入ります。
道は駐車場跡地を突っ切り岬の先の方まで伸びています。真新しいアスファルトの道を辿るとかなり奥まった場所に駐車場がありました。

これは岬先端まで近いですね。
駐車場の入口で駐車料を払い車を駐めます。
岬の入口には「石廊崎オーシャンパークNOTIA(ノーティア)」が建っています。
こちらの施設は南伊豆町ジオパークビジターセンター(あいあい岬売店)が移転したものとのこと。

あいあい岬売店がジオパークビジターセンターに替わっていたときも驚きましたが、今回はさらにそれを上回ります。
ただそれでここに来る前に立ち寄った、あいあい岬の建物が閉鎖されていたのかと納得。

お土産物屋や食事処も入っているのでこの付近を散策したときに休憩する場所として重宝しそうです。

建物内を通過するかテラスを通れば岬の方に道は伸びています。
この付近は以前と変わらない感じですね。
鳥居を潜り小さな坂を登ると水平線が現れます。

 

石廊崎灯台

すぐ目の前に灯台がありますが、今回からこちらの灯台の敷地に自由に出入りできるようになりました。
行ったときはまだ作業中で一部コンクリートを打ってましたw

 

石廊崎灯台

石廊崎灯台

石廊崎といえばまずはこちらの灯台ですよね。
静岡県民なら御前崎と石廊崎の灯台をまず知らないことはないでしょう。
どちらも海の重要な拠点で早くから灯台があった場所ですし、海上だけでなく気象上も重要な拠点です。
台風などでも連呼される場所ですw
これに富士山の観測所を合わせて静岡の気象は見守られて来ました。

それだけではなく、ここ石廊崎は年間を通して風が強い日が多く、波が立ち、岩礁なども多くて江戸の頃よりこの付近の海は難所でありました。時代が下がっても東京湾に侵入するための起点の一つともなる灯台であり、今尚その重要性は失われてはいません。なかなか興味深い灯台です。

ただちょっと残念なのが、通常こちらの灯台には登れないこと。
一年に一回だけは以前より開放されていますが、日にちが変動したりしますので興味のある方は観光協会などに問い合わせしてみてください。

それでも敷地内には入れるので石廊崎漁港側の景色なども見られるようになって、南伊豆の穴ぼこだらけの変わった表情をした岸壁を眺めることができます。

 

灯台敷地からの港側の景色

灯台敷地からの港側の景色

石廊崎は海底に噴出した溶岩流が隆起してできた地形です。その為海中でひび割れごつごつとした独特な景観となっています。

ちなみにこちらの灯台は「日本の灯台50選」に選ばれ得ていもいる人気のある灯台のようです。先にも触れたように知名度は抜群ですから当然かもしれませんね。

 

石廊崎 階段

石廊崎 階段

敷地から出て道を岬方向に向かいますと突き当たりからは絶景が望めます。
眼下の岬先端の景色が見下ろせます。

が、ここからの景色の写真は最後にw

 

石室神社

 

石廊崎 石室神社

石廊崎 石室神社

足を進め角を曲がりますと、以前からあるやっぱり上り下りしにくい階段を下るとすぐ目の前が石室(いろう)神社となります。
まるで穴蔵の中に立っているようにも見えますが、これは地質学的に「タフォニ」と呼ばれる崖に穿たれた自然の窪みを利用して作られているのです。

「タフォニ」とは海水の飛沫などの塩類が付着し、水分が蒸発して結晶化してそれが成長して岩石表層部を破壊して穴を穿つ現象です。
海岸などでボコボコとした岩場が見られますが、まさにそれのことです。

ここ石廊崎ではその穿たれた穴の大きなものを利用して石室神社が建てられているのです。
石廊崎権現、石廊権現とも呼ばれており、古くは伊波例命神社(いはれのみことじんじゃ)とも呼ばれていたそうです。

 

石廊崎 石室神社2

石廊崎 石室神社2


石室神社は1300年以上前からあると云われている由緒ある神社です。
社伝によれば文武天皇、701年(大宝元年)に初めて堂が建てられ、最初は観音像と第六天神を安置していたが、その後役小角が神託を受けて伊波例命を祀ったとのこと。
海上安全や商売繁盛、学業成就の神として祀られています。

相変わらずここでも役行者は大活躍していますね。本当に空を飛び回っていたのではないかと思えてきますよ。

ここ石廊崎沖は先にも触れたように江戸の頃から海の難所でした。
江戸時代、江戸へ向かう商船が沖合で大波にあい、石廊権現に「帆柱を捧げるので波をおさめてください」と頼み、無事に江戸に到着できたという言い伝えがあります。

これは石廊崎権現の帆柱と云われ伊豆七不思議の一つに数えられています。

 

●石廊権現の帆柱にまつわる伝説(伊豆の七不思議)

昔、播州濱田港から塩を運んでいた千石船が石廊崎の沖で嵐に遭い、その帆柱を石廊権現に奉納すると誓って祈ったところ、無事に江戸に到着することができた。

その帰途、帆柱奉納のことをすっかり忘れていると、何故か石廊崎の沖で船が進まなくなり、天候が急変して暴風雨となった。

往路に誓いを立てたことを思い出した船主が千石船の帆柱を斧で切り倒すと、帆柱はひとりでに波に乗り、断崖絶壁(およそ30メートル)を石廊権現の社殿あたりまで、まるで供えたかのように打ち上げられた。

同時に暴風雨も鎮まり、船は無事に播州へ戻ることができたという。

引用元 南伊豆町観光協会

 

その帆柱は今でも社殿の一部として利用されていて、一部ですが見ることができるようになっています。ただこちらのお社内は写真撮影禁止となっていますので気を付けてくださいね。
撮るならせめて外からw

 

石廊崎 石室神社3

石廊崎 石室神社3
熊野神社

参拝を終えたら岬の先端を目指します。やはりこちらも以前のままの道ですね。まあ、広げるスペースなどないでしょう。
先端に廻ると海の方を向いて小さな社が建っています。こちらは熊野神社になります。

石廊崎 熊野神社

石廊崎 熊野神社

●熊野神社(くまのじんじゃ)の由来

その昔、長津呂の郷に住む名主の娘、お静は毎夜、人目を忍んで岬で火を焚き、神子元島にいる漁師の幸吉に「元気に過ごしています」と合図を送っていた。

幸吉もまた火を焚いて、お互いの安否を確かめ合っていた。ある日、突然神子元島からの火が途絶え、不安を募らせたお静は意を決し、満月の夜ひそかに小舟を出した。

幸吉も石廊岬の火が消え、お静の安否を気遣っていた。

そんな時、海を見ると、月明かりの中に小舟が流されている。「もしや、お静さんでは・・・」。力尽きたお静の舟めがけて海に飛び込み、無事にお静を助け出した。

その後二人は幸せに暮らしたという。

明治3年(1870年)に神子元島に、翌年には石廊埼灯台が建てられました。もとは海上安全守護のご利益のある熊野権現は、お静が火を焚いたところに祠が祀られ、以来縁結びの神として知られることとなった。

明治初期の神仏分離により熊野神社と称するようになった。

引用元 南伊豆町観光協会

 

岬の上の遊歩道をぐるりと回ると来た道を戻ります。

でもやはりこの辺りは石廊崎オーシャンパークができても変わりそうもないですね。あたりまえですが。
ここは普段はわりと恐くない場所ですが、風があると一気に豹変します。訪れる方は気を付けてくださいね。

熊野神社の前に立ち、ここが伊豆半島の先っぽだと思って海を眺めると感慨ひとしおですよ。
まあ、正確にはお隣の岬が最南端なのでしょうけど、普通は行きませんからね。

帰り際、駐車場から車を出すときにお兄さんに急に止められました。
駐車料は払ったのに何だろうと窓を空けるとスルガエレガントなのか甘夏なのか(食べたけど判別できないw 少なくともうちの夏みかんよりも甘かったです

一人に一つずつ配ってくれました。オープニング記念だったのかな? 持ち帰って美味しくいただきました。

 

観光にここだけですとちょっともの足りないかもしれませんが、駐車場から近くなり手軽になったので観光コースの中に組み込みやすくなって良かったのではないかと思います。

 

最後に石廊崎の絶景です。

石廊崎の絶景ポイント

石廊崎の絶景ポイント

石廊崎の駐車場などの詳細情報

地図

近隣からのアクセスと駐車場

海廻りですと136号が折れる日野の交差点をそのまま直進して16号に入ります。
次の信号機で右折して青野川を渡り、そのまま道なりに進みますと、やがて石廊崎オーシャンパークの入口があるのでそこを入ってください。
後は道なりに行きますと駐車場です。

もしくは136号を日野の交差点で右折して道なりに進み、信号機のある二條の交差点で標識に従って石廊崎方面へ曲がります。
信号機のある丁字路をそのまま真っ直ぐ石廊崎方面へ。
後は道なりに進みますと石廊崎オーシャンパークの入口まで辿り着きます。

下田方面からですと素直に海廻りの16号に入った方が良いですね。

駐車場 乗用車100台 料金 500円

公式情報

施設概要施設概要
駐車場:乗用車100台、大型バス10台(乗用車500円、大型バス800円、バイク100円)
休憩所:テラス席、土産物販売、フードコート、インフォメーション、ジオパーク案内、公衆トイレ等
※駐車場や休憩棟内にあるトイレの利用時間は8:30~17:00までとなります。

営業時間
■施設
8:30~16:30【4月1日~9月30日まで】
9:00~15:30【10月1日~3月31日まで】
※「おみやげ」や「お食事」などについては石廊崎オーシャンパークNOTIA(ノーティア)をご参照ください。

■石廊埼灯台敷地内開放時間
9:00~16:30【4月1日~9月30日まで】
9:00~15:30【10月1日~3月31日まで】

■駐車場
8:30~17:00【4月1日~9月30日まで】
9:00~16:00【10月1日~3月31日まで】 
郵便番号 415-0156
住所 静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎546-5
電話番号 0558-65-0016 FAX 0558-65-0017

交通アクセス
■公共交通機関をご利用の場合
終点伊豆急下田駅より東海バス石廊崎方面行きで、「石廊崎オーシャンパーク(予定)」バス停下車、徒歩すぐ 
■お車でお出かけの場合
東名沼津I.Cより国道414号(天城越え)経由で約2時間40分

御朱印を押印される方へ
石室神社にて御朱印を押印される場合
10:00~15:00の時間帯を目安としてください。
天候等によっては御朱印をいただけない場合があります。

 

中木のトガイ浜、柱状節理

恐いくらいの柱状節理(意味不明

この辺りに来たのは夏ぶりでしたが、夏には中木の集落にも近寄れなかったのでちょとだけ立ち寄ってきました。

今回は主にトガイ浜側の断崖の柱状節理を眺めてきました。

17号から道を折れて中木の集落に向かいます。
道は左に曲がり海に出ます。

そのカーブの所、海側に駐車場がありますのでそこに車を駐めます。
するともう目の前が崖ですね。

 

中木 トガイ浜に続く道

中木 トガイ浜に続く道

ここから海に伸びている歩道を進むとトガイ浜に辿り着きます。たいして距離はありません。
歩道脇には崖面が続き、そこにはいろいろな表情をした柱状節理が見てとれます。

中木 垂れ下がっているように見える柱状節理

中木 垂れ下がっているように見える柱状節理


波や風の影響なのでしょうか、崖の根元が抉られて上部だけが残るのか、柱状の下の部分だけなくなって上から垂れ下がっているように見えます。

普通は上から剥がれ落ちて根元に近い方が残るイメージなので見ていてちょっと不安になります。

台風で壊され昨年新設された橋

台風で壊され昨年新設された橋

 

柱状節理は溶岩が冷めるときに冷えやすい表面から表面から真っ直ぐに罅が入ので柱状になるわけでして、どちらかといえば縦横関係なくとも真っ直ぐなイメージがありますが、こちらのものは褶曲の影響なのでしょうか、随分と乱れていますね。

 

中木の柱状節理

中木の柱状節理

吸い込まれそうな穴です。

 

中木の柱状節理の穴

中木の柱状節理の穴

トガイ浜に到着です。
こちらは夏場にはシュノーケリング楽しめる場所となっています。
ヒリゾ浜ほどの特別感はないもののこちらのビーチも余所に比べれば魚もたくさん見られて遊ぶには良い場所です。

 

中木 トガイ浜

中木 トガイ浜

実はさらにもう一つ奥にトウナイ浜という場所があり、こちらはなかなかの景観なのですが、崩壊が進んでいるため現在は立ち入りできません。

 

あいあい岬から望むトウガイ浜と三ツ石岬

あいあい岬から望むトウガイ浜と三ツ石岬

 

夏場に海からとも考えますが、トガイ浜の遊泳エリアを越えてしまうため現地の人に迷惑がかかるのでちょっとできませんね。
こそこそやろうものなら、それこそ密漁者と間違われてタコ殴りですよw

 

中木 大根島

中木 大根島

南伊豆は崖が綺麗なところが多いですが、同時に地層が脆いところが多いので年々行き難くなりますよね。
今のうちに足を運べるところには行っておきたいところです。

トガイ浜も一昨年頃に橋が台風で流されて行けなくなりました。でも翌年には復活していましたがw
でもこれは橋が流されただけだから済んだ話しで行くまでの崖が崩壊した場合はもう歩いていけなくなることも考えられます。

中木といえばヒリゾ浜が有名でシュノーケリングなどの海での遊びが思いつきますが、ジオサイト的にも面白いかと思います。
興味を持った方は南伊豆に入った際に立ち寄ってみては如何でしょうか。

ただ夏場は泳ぎに来る人たちで集落はパンクしていますのでたぶん近づけません。

 

夏は夏で楽しい場所ではあります。

 

中木 トガイ浜と柱状節理の駐車場などの詳細情報

地図

近隣からのアクセスと駐車場

南伊豆の沿岸を走る16号を進み、道を折れて中木の集落へ。
海に出るところのカーブの場所で、海側の一段低いところにスロープを降りると駐車場です。

その駐車場の先の海側にトガイ浜に行く通路があります。

駐車場 普通車30台ほど 駐車料金は無料(夏季は除く)

駐車場にトイレ有り(バス停の所)
港の方に向かうと食堂やマリンセンターもあります

公式情報

危険情報

柱状節理の岩場に沿って遊歩道がありますが、落石などに十分注意して歩いてください。満潮時や波が強いときは遊歩道に波がかかります。

外部リンク 南から来た火山の贈りもの 伊豆半島ジオパーク

 

こちらもジオサイトで面白いですよ。