伊豆長岡温泉鵺ばらい祭と頼朝の湯石切場跡ちょとだけ行ってきました
以前から興味があった長岡の鵺ばらい祭に足を運んでみました。
なぜ長岡で鵺なのか? いまいちピンとこなかったのですが行ってみてようやくつながりを理解できました。
ただ到着時間が悪く中休み中で演目がなく、その時間を利用して古奈もみじ公園の近所にある頼朝の湯石切場跡に足を運んでみました。
頼朝の湯石切場跡へ
温泉街の中に江戸城築城石の石切場があることは以前から知ってはいましたが、なかなかここだけに足を運ぶ機会はなく、いつか行こうと思いつつ何年も経過していまだに行っていませんでした。
鵺ばらい祭会場の古奈もみじ公園からしばらくは風情のあるあやめ小路を抜けていきます。
古い屋敷や旅館があったり良い具合に詫びていて好い通りです。
一旦表の道に出て石切場跡に続く横道へ。
坂道を登っていくと鳥居が見えてきました。お隣の湯谷神社です。石切場は右の坂の奥のはずです。
その間にあるのがこちらの温泉採掘跡。
何と伊豆長岡温泉発祥の温泉跡のようです。
こちらは古奈の元湯と呼ばれ伊豆では伊豆山の走り湯、修善寺の独鈷の湯と並び三名湯に数えられていた有名な温泉です。
元湯は跡地になっていますが古奈温泉は今でも周辺の宿屋などで楽しめます。
さぁ、待ちに待った石切場跡です!
ですが、立ち入り禁止!?
ロープが張ってあり入れません(泣
ここは観光地ではないの?
他に入り口が無いかとも思いましたがどう見てもここからしか入れません。閉鎖されているようです。
仕方が無いのでお隣の湯谷神社の境内にお邪魔します。
こちらから何とか中を見下ろすことが出来ました。
良い感じの石切場です。
横穴潜りたいですね……
どうなっているのか帰ってから調べたら横にあったお宿、頼朝の湯 本陣のサイトに関連するような記載がありました。
石切場
当館の敷地内にある石切場。江戸城築城石として献上されたと言われています。
現在隣接する⽵林も含め、⼤々的に開発中でございます。
他に類を⾒ない空間をご期待くださいませ。
つまりはこちらの旅館の敷地であり開発中とのこと。
いずれは楽しめる日が来るのかもしれません、その日を待ちましょう。
さてここからは本題です。
第60回伊豆長岡温泉鵺ばらい祭
伊豆太鼓の演奏です。
こちらの伊豆太鼓には幼少のころのたけし軍団のタカさん、枝豆さんのお二人が所属していたそうです。
また伊豆太鼓の演目、天城おろしはビートたけしの映画、座頭市でタップを踏むシーンで編曲されて利用されたとのこと。
音も素晴らしいですが見せる太鼓とのことで叩く姿も勇ましく目でも楽しませてくれます。ただ裸足は冷たそうでした。せめて足袋くらいは……
演舞ではソーラン節などを披露。
その他に弓道なども行われいよいよ鵺踊りです。
鵺踊り
踊りといっても源頼政が鵺を退治した故事に基づいた寸劇のような感じです。
鵺は一匹かと思いきや沢山出てきましたw
ヤアーwww
可愛いぞw
こちらはラスボスの大鵺。二人で動かしています(中の人などいない)
みんなで「ヤァー」(ダチョウ倶楽部風)
躍動感
死屍累々
お祓いして終了です。
地元の中学生が演技をしているそうですが頑張っていました。
ただ小さな鵺たちは先に倒され、大鵺がやられるまで結構な時を地面に横たわって過ごしていました。とても冷たそうでした。現地は山の陰でかなり寒かったのです。
この後、豆まきでしたがこちらでは「福は内、鵺は外」と言って行いました。
つまりはこのお祭りは節分祭ですね。鬼の代わりに鵺を払うようです。
普通の節分と違っていろいろと面白かったです。
伊豆長岡温泉鵺ばらい祭まとめ
なぜ長岡で鵺なのか?
そう疑問に思っていましたが答えは簡単でした。
リーフの裏面、弓道大会の説明にもちゃんと書いてありましたw
鵺を倒した源頼政の妻はあやめ御前だそうで、なんと伊豆長岡、古奈の出身だそうです。
その美しさ宮中並ぶもの無しと歌われたあやめ御前は当時源氏としては宮中最高位にいた源頼政と結ばれたそうです。
頼政の死後はここ伊豆の古奈に戻り、尼として余生を送ったと。
そのあやめ御前を偲びこの地では7月の第1土・日に源氏あやめ祭も開催されています。
最初に頼朝の湯石切場跡へ向かう通りはあやめ小路。
どう考えてもあやめ御前にちなんだ名前ですね。
そしてここ古奈もみじ公園の一番奥にはあやめ御前供養塔があるのです。
これで全てが繋がりました。
古奈もみじ公園で鵺ばらい祭を執り行うのにはちゃんと理由があったのですね。
疑問が埋まって良かったです。
伊豆長岡温泉鵺ばらい祭の駐車場などの基本情報
地図
近隣からのアクセスと駐車場
順天堂大学医学部附属静岡病院のところの信号のある交差点を北方向に。
道なりに進み左手の山が切れたところに古奈もみじ公園はあります。
駐車場は近隣の伊豆の国市観光協会も入っている長岡総合会館(アクシスかつらぎ)に誘導されました。
ただ分かり難いです。
建物正面右手の道を入り左折して裏手に回ってすぐに駐車場の入り口があります。
駐車場は地下駐車場になっています。
料金は無料
公式情報
伊豆の国市観光協会
TEL 055-948-0304
外部リンク