ふじ楽いず楽

富士山周辺と伊豆の観光スポットや遊ぶところを紹介するブログです

西伊豆のビーチ(の砂)特集

西伊豆のビーチの砂比較 1

まずは沼津の砂を見ていきます

島郷海水浴場

 

島郷海水浴場

島郷海水浴場


島郷海水浴場の砂ですが、こちらは明らかなグレー系ですね。

だいたい中野、網代海水浴場の砂と同じくらいの感じです。

 

左_島郷 右_網代

左_島郷 右_網代

 

ということはこれも溶岩が原料の火成岩主体の砂で間違いないでしょう。

 

ただこちらは沼津で東伊豆とは山が異なります。

 

出どころは多分富士山です。

 

あの富士山です、日本一の富士山です!

富士から沼津の沿岸部にはゴロタ石と共にけっこう砂があります。

そしてこの海岸線には田子の浦港に流れ出る潤井川と沼津の狩野川があります。

狩野川は天城から流れ出ている川ですが、途中で黄瀬川が合流しています。この黄瀬川は富士山の東側を流れてくる川です。

また富士の田子の浦に流れ出る潤井川の源は富士山西麓に刻まれた大沢崩れです。

この二つの川が富士山の土石流を海まで運んでいるのです。
とくに大沢崩れでは富士黒石(大沢石)が採取されますが、濃いめのグレー系の色の石で、砂の色との関連性を想起させられます。

この沿岸部の砂は大体このグレー系の色ですね。

奥駿河湾に位置するこの辺りの海岸線、千本浜、我入道なども概ねこの砂が堆積していると考えて間違いないかと思います。

この辺りは伊豆でもまだ富士山の影響を強く受けている地域ですね。

 

らららサンビーチは沼津の人工ビーチ

 

らららサンビーチ

らららサンビーチ

 

砂は色味が強くかなり彩度が高いです。

とても明るい色をしています。

 

明らかに伊豆の砂とは全く異なりますね。といいますか本州の砂ではないのでは?

粒子の色味が違いますし、珊瑚のかけらや貝殻の欠片の混じりが多いです。かなり南方から運ばれてきた砂だと思います。
まさか伊豆諸島から?

 

他の海水浴場と異なりここだけの雰囲気があります。
ただ粒子が荒いところだと珊瑚や貝殻の破片も大きめで裸足で痛かったりもします。

伊豆の中でも最も異質な砂です。でもとても綺麗ですね。

らららサンビーチ 足保海水浴場 (西伊豆の海水浴3) - ふじ楽いず楽

 

足保海水浴場は道路脇の小さな海水浴場です

 

足保海水浴場

足保海水浴場

 

狭いですがビーチでしょう。

こちらの砂は何故かわりと明るめで白っぽいと思っていました。

らららが混じったのかな?とすら思ってしまうほどです。
この附近は砂浜がないので比較のしようが無いですね。

写真を確認すると貝殻の破片が多いです。

でもこの貝の殻の粒子が多いおかげでわりと白く明るめになっています。

これはこれで独特な色です。海流の関係でこのような貝殻の粒子が集まってくるのでしょうか? 余所と違っていてとても興味深いです。


西浦の手前には閉鎖された小さな海水浴場がありましたが、そちらは砂は濃い色味を帯びていました。ただこちらとはそれなりに距離があるので同じとは限りませんし、難しいです。

ただあの砂に貝殻の粒子が混じればこんな感じかなとも思えなくもないです。

近くで海底の砂を採取してみたらこの地域の砂がわかるかもしれませんね。

足保はカーキ系に分類できるかな。明度はどちらかといえば暗めです。

 

戸田の御浜海水浴場

 

戸田の御浜海水浴場

戸田の御浜海水浴場

 

全体としてはグレー系です。
とはいうものの拡大すると色々な色の粒子が混じっていてとても面白いです。

明度的には島郷ほど暗くないです。
ただ手前のらららや足保と比較するとどうしても暗く見えてしまいますね。
これはグレー系とカーキ系の差も大きいのかもしれません。

肌触りはさらさらですが粒子は気持ち大きめで粗いかな。

でも白い粒も多いですし炎天下で見ればかなり白っぽく感じられると思います。

 

 

土肥の海水浴場 

小土肥海水浴場は人工ビーチ

 

小土肥海水浴場

小土肥海水浴場

 

こちらの砂もよそから運ばれてきました。

砂はカーキ系で白くて綺麗に見えるのですが、グレー系の粒子がけっこう混じっています。

造成してから20年くらいは経っていると思うので地元の砂が混じっているのかな?

それを抜かすととても綺麗な砂ですね。

透明度の高い粒子が多いですが、もしかして石英の砂がたくさん混じっているのでしょうか?
粒はわりと大きめに感じましたが、さらさらとした感触が好いです。

もとはかなり良い砂のようですが、珊瑚や貝殻の粒が確認できません。一体どこから運ばれてきた砂なのでしょう?

 

土肥海水浴場 小土肥海水浴場 (西伊豆の海水浴6) - ふじ楽いず楽

土肥海水浴場

土肥海水浴場はカーキ系に分類したいところですが、赤味が強く出ています。

 

土肥海水浴場

土肥海水浴場

 

写真デ格にできるように砂質は粒子が細かく綺麗な方ですが、土肥の砂浜はけっこう質の異なる砂が入り乱れているようにも感じます。

カーキ、白、グレーの粒子で構成されていますが全体として見たときにはやはり赤味が強いイメージなので写真の砂の感じがイメージ通りではないかと思います。

 

ただ伊豆で一番赤味の強い宇佐美の砂に比べると色味は落ちますね。

 

西伊豆町のビーチの砂 1

宇久須のクリスタルビーチの砂 

次のビーチは土肥から少し離れて宇久須のクリスタルビーチになります。
もとは深田海水浴場といった方がわかる方もいるかもしれませんが……

確かここは人工的に作られた海水浴場だったはずです。
かなり以前に整備されたもので私がうろつくようになった頃にはすでに整備されていたので供の頃に見かけていたとしても記憶にありません。

ただ砂事態はこの周囲の海岸で見られるものと大きく異なりません。附近で採取されているのかもしれません。

 

宇久須のクリスタルビーチ

宇久須のクリスタルビーチ

 

すぐ裏手の山には採石場(珪砂?)がありますがそこから砂を運んで海岸線を整備したのでしょうか?

こちらの砂は土肥と打って変わってグレー系の色になります。
粒子は細かくて綺麗です。

クリスタルビーチ 宇久須海水浴場 黄金崎海水浴場 安良里海水浴場 (西伊豆の海水浴7) - ふじ楽いず楽

 

 

宇久須海水浴場の砂はちょっと特殊

こちらは石が多い海岸ですが、所々に砂溜まりがあります。
あまりに細かくて綺麗だったので採取してみました。

 

宇久須海水浴場

宇久須海水浴場

 

滑らかで土が混じっているのかとも思いましたが、拡大した画像を見るとやっぱり砂のようです。

ただクリスタルビーチとはかなり異なります。これが本来この辺りの海岸の砂なのでしょうか?

雰囲気は土肥に近いですが、粒子はさらにきめ細やかです。

伊豆で一番赤味を帯びた砂は東伊豆の宇佐美ですが、次が土肥と宇久須という感じです。

 

左_宇佐美 中_土肥 右_宇久須

左_宇佐美 中_土肥 右_宇久須

並べると宇佐美は一段濃いですね。宇佐美は色味的には土肥に近いですが、砂粒の細かさでは宇佐美に近いです。

東伊豆のビーチ(の砂)特集

 

離れた地点で同じような色の砂が確認されていますが、地域としてはまぁ、伊豆半島という限られた中のことであり、ここでは天城山系から流れ出た土砂が海岸に溜まるわけで、その大本となる、ある程度共通の地層なりが存在しているのかもしれません。

西伊豆の海岸沿いを歩いていると時々、かなり赤い地層を目にしますからあるいはそういったものが集まっている海岸なのかもしれません。

 

次いで安良里になります

宇久須からですと黄金崎や恋人岬などを経由してまた多少離れた地点です。
安良里は狭い海水浴場ですが多少は砂浜があります。満潮時には消えそうですがw

 

安良里海水浴場

安良里海水浴場

 

ここの砂はグレー系ですね。
色味はともかく感じとしては何故か熱海サンビーチや長浜に近い気がします。
粒子のサイズなど砂質はよく似ています。

色はこちらの方がグレーが勝っています。それでも明度はかなり明るめです。

粒の感じはサンビーチ=今井浜=安良里とほぼ同じ感じで、

色味的にはカーキよりから

熱海サンビーチ>安良里>今井浜となります。今井浜の方がグレーが勝っているようです、面白い。

熱海サンビーチ>安良里>今井浜

熱海サンビーチ>安良里>今井浜

 

西伊豆だと安良里はけっこうグレー系に見えるんですが周囲との差がそう感じさせているようです。

どうやら全体として西伊豆のこの辺りはグレー系でもカーキ系がけっこう混じっているということでしょう。

 

ここでひとまず一区切りです。

ここまでのまとめ


今回みた中で一番異質なのはやはり、らららサンビーチの砂でしょう。

粒子の大きさは極小とは言えず肌触りに優れたものではありませんが、その色味は際立っています。

とても色味が強く明度も明るめです。そのせいでビーチ全体が明るく見えます。

波打ち際ではかなり粒子が粗く、貝殻の破片なども混じっていて痛いこともありますが、良い砂だと思います。

 

ビーチの規模から砂の量ときめ細やかさではクリスタルビーチの砂は良いですね。

明度で見ると小土肥、ららら、クリスタルビーチ、安良里がこの地域では明るめです。

前者3ヶ所が人工ビーチであることを考えると安良里は天然の綺麗な砂で検討しています。まぁ、狭いんですけどねw

ここではそのためか海が綺麗な色で撮影できます。海底の砂が良く光を反射してくれるのでしょう。