ふじ楽いず楽

富士山周辺と伊豆の観光スポットや遊ぶところを紹介するブログです

閉園予定のあわしまマリンパークへ

2月25日(日)に閉園予定の沼津市内浦のあわしまマリンパークを訪れました

 

あわしまマリンパークのある淡島は沼津市の内浦に浮かぶ孤島です。

そのあわしまマリンパークが突然閉園すると発表され世間を騒がせています。発表後には連日さばききれないほどのお客が押し寄せています。それだけ訪れておきたい人が多かったようです。

かく言う私も近々訪れたいと思いながらなかなかを運ぶことができませんでしたが、この機会に上陸してみました。

 

淡島

淡島



こちらの写真は数年前の夏に長井崎から写したもの。
この辺りは海底も浅めで日差しの強い時期は海の底まで照らされて綺麗です。

今回はあまり日差しがなかったのでこんな風にはならなかったのはご容赦を。
こればかりは天候しだい、運しだいです。

 

淡島へ

淡島行き船のりば

現地に10時半過ぎに到着したときは普通車の駐車場は満車でした。
チケット売り場の最後尾に並んだのが10時45分くらい、チケット購入は12時5分前くらいでした(汗
さらに乗船待ちで30分ほどかかり、島に渡れたのは12時30分くらいに。

 

渡船

渡船

 

一目でラブライバーと分かる方たちが多いです。それっぽい小物や聞こえてくる話しの内容でそれとなく察せます。小さな子供もいましたが行列待ちは退屈そうで、中には地面に寝転んで泣いている子もいましたw
車も首都圏ナンバーも多くてその行動力には頭が下がります。

 

痛車1

痛車1

痛車2

痛車2


派手な車たちですね。

 

富士山

富士山

乗船すると富士山が見えました。

 

淡島へ

淡島へ

船が淡島へ向かいます。数分の短い船旅です。

 

淡島へ到着

船を降りると目の前がイルカショーをやる場所のようです。

やってませんが……

イルカショー

イルカショー


海側にレストラン離宮 Mr.丼亭ありますが、到着した時間が12時半で当然すでに行列になっていました。

 

レストラン離宮

レストラン離宮

 

降りてすぐの売店入り口横にはこんなコーナーが。

 

ラブライブ 誕生日

ラブライブ 誕生日

 

事前情報だと連休中にイベントのはずですが展示はすでにありました。

目の前の水族館に行こうかと思ったら入り口が詰まっていました。まぁ、船が着いたばかりだからしかたないと思いカエル館へ。

 

カエル館

カエル館

 

しかしこちらも中に入ると人だらけ。

カエルよりも人の方が多いのではないかと思えるほどです。とてもケースの中のカエルを見られる状態ではありません。
諦めて先に島を廻ることにします。

カエル館の隣にはペンギンなどがいる区画があります。
こちらは比較的空いていたので写真が撮れました。

 

ケープペンギン

ケープペンギン

キタイワトビペンギン

キタイワトビペンギン

ケープペンギンにイワトビペンギンですね。

島を廻る遊歩道に戻ります。

 

淡島神社へ

淡島神社登り口

淡島神社登り口

 

すぐに淡島神社の入り口があました。島のてっぺんにある淡島神社を目指します。

標高は137メートルと高くはありませんが、ほぼ海面からの高さから昇りますし結構急な登り道でした。
足を止め写真を撮りながら進みます。

 

淡島神社へ1

淡島神社へ1


道の途中には岩が多く見られますが、それは淡島が海底火山のマグマの通り道である火山の根で構成されているからです。つまりほとんど岩山です。

 

淡島神社へ2

淡島神社へ2

 

それがぽっかりと海に突き出しているのだから興味深い地形です。角度によってはピラミッドのように尖って見えますからさらに面白いです。

 

淡島神社へ3

淡島神社へ3

 

山頂付近は尾根状になっているようです。突き当たりに淡島神社がありました。

淡島神社参道鳥居

淡島神社参道鳥居

 

神社ですが仏教の弁財天が祭られているようです。水神ですからね。
淡島神社には(厳島神社)の表記もありますからもしかすると弁財天と習合して市杵島姫命も祭っているかもしれませんね。真偽は知りません(いいかげん

 

淡島神社拝殿

淡島神社拝殿

留まっていると次々に人が訪れ混んできました。せっかく登ったのでゆっくりしたかったのですが、そんな雰囲気ではなかったです。混雑の弊害ですね。

帰りにはロックテラスに寄り道。

ロックテラス展望

ロックテラス展望

ここがホテルを抜けば淡島では一番見晴らしが良さそうです。
ここからは長井崎方面が見えます。

一気に降って島を周回する遊歩道の続きへ。

 

島を廻る遊歩道

 

謎のパンダに河津桜?

パンダ

パンダ

 

このパンダ、微妙に可愛くない……

 

河津桜

河津桜

 

寒桜ですが、樹齢を考えると河津桜かな? 河津桜が人気になり出した頃に植えたのかもしれません。すでに見頃ですね。

 

遊歩道

遊歩道

欄干が紅く塗られたこの付近は陸側から確認できる場所です。

 

獅子岩

獅子岩

獅子岩。確かに横から見ると口を大きく開けた獅子に見えます。

 

柱状節理

柱状節理

柱状節理の塊が落ちています。

この島が火山性の岩塊であると分かります。ただこの大きな岩が上から転げ落ちてきたのかと想像すると怖いです(汗

 

この辺りは一番外海に面しているせいか歩道が崩壊しています。

 

崩壊

崩壊


外海といっても駿河湾の中ですが。内浦は駿河湾の奥に位置する場所にあるさらに入り組んだ湾で比較的穏やかな海ですが、淡島はその湾の少し外にあるので波の影響を受けるのかもしれません。
数年前にも沼津付近の防波堤を乗り越えそうな大きな波が襲う被害がありましたからその影響もあったかもしれませんね。

 

崩壊2

崩壊2

少し先ですがこちらも酷いです。

 

駿河湾と富士山

駿河湾と富士山

またこの辺りからは富士山が見えてきます。海の向こうに見える富士山は綺麗です。

 

海軍淡島桟橋

海軍淡島桟橋

海軍淡島桟橋

残念ながら立ち入り禁止で近寄れません。昨年末にはラブライブ関係でこちらに行けたようでした。

戦時中に音響兵器部淡島臨海実験場なるものがこの島にあったようです。
響きがかっこいいw
海軍淡島桟橋と呼んでいますが実際は潜水艦探知のための実験施設だったようです。潜水艦のソナーなどのテストをしていたのでしょう。
伊豆半島には戦時中の遺構があちこちにありますね。

 

モニュメント

モニュメント

桟橋の横の方に像がありました。この先はホテルの敷地になっているようですが行くことはできません。

 

Blue Cave(淡島遊歩トンネル)

 

Blue Cave(淡島遊歩トンネル)入り口

Blue Cave(淡島遊歩トンネル)入り口

遺構かと思ったら平成に作られたもののようですね。

 

Blue Cave(淡島遊歩トンネル)内部1

Blue Cave(淡島遊歩トンネル)内部1

中はまっすぐなトンネルです。思っていたよりも長いです。

 

Blue Cave(淡島遊歩トンネル)イルミ

Blue Cave(淡島遊歩トンネル)イルミ

イルカ、アシカ、ペンギン、カエルなどのあわしまマリンパークらしいイルミネーションが光っています。

 

トンネル先

 

淡島ホテル

淡島ホテル

 

トンネルを抜けるとホテル側へ行ける通路がありました。しかし利用者以外は立ち入り禁止とのこと。

遊歩道に戻るとその先にはまた岩が落ちています。

遊歩道の岩

遊歩道の岩

どう見ても歩道ができてから落ちていますよね(汗 

 

金比羅宮

こちらの水でお金を洗うと増えるそうです。

 

金比羅宮

金比羅宮

 

個人的にはそれよりもこの孤島に天然の水源がある事が驚きです。
この規模の島で水源があるのは珍しいのではないでしょうか。
構造の大半が岩塊からなる島なので雨水などが吸収され切れずに岩の間から時間をかけてしみ出してくるのでしょうか?
富士山の伏流水は駿河湾の海底からも吹き出ているところもありますが、さすがにその可能性は低いと思いますので。

 

これで一周

 

アシカの水槽など

アシカの水槽など

アザラシやアシカ、ウミガメのいる区画を抜けると船のりば前の売店に。

 

売店

売店


これで島を一周してきました。
所要時間は2時間ほど。

戻ってくると意外と売店などの施設が空いているなと感じました。
後で知ったことですが、この日は2時で入園規制だったようです。戻って来たのが2時半くらいだったので、ちょうどお客が減り始めた時間だったのでしょう。

 

水族館とカエル館

 

ということで水族館へ。

水族館一階

水族館一階

 

入り口も一階もスカスカでした。
一階の魚たちは地元の魚が多いようで、伊豆でシュノーケリングしている私には馴染みの魚たちが多くて普通の水族館とは異なった親しみ易さを感じました。

 

ふぐ

ふぐ

無駄に可愛いなぁ……

 

二階はちょうど魚などに触れることが出来るイベント開催中で混雑していました。
私もオオグソクムシに触ってきましたが本当に大きなダンゴムシですね。触ったら丸まってくれるとさらにそれらしかったのですがw
写真はありません。オオグソクムシを触っていたので。
代わりにヌタウナギの水槽。

ヌタウナギの水槽

ヌタウナギの水槽


水槽に一杯いましたが誰も触れようとしていませんでした。
まぁ、見た目アレですし粘液ヌルヌルなのを知っていると躊躇いますよね(汗

 

その足でカエル館も。

こちらもスカスカでちょっと待てば見放題でした。中には蛙がいるのかいないのか判然としない水槽もありましたが、とりあえず一通り見ることが出来て満足です。

 

モウドクフキヤカエル

モウドクフキヤカエル

綺麗な色のカエルですが世界で一番強力な生物毒を持っているそうです。綺麗な花には棘がある、どころではないですね。

 

コバルトヤドクカエル

コバルトヤドクカエル

こちらも大変綺麗なカエルですがコバルトヤドクカエルの名前からさっするに毒を盛ったカエルなのかな?

アシカショーを見て帰路へ

最後にアシカショーも。

 

アシカショー

アシカショー

この子たちはこの後どうなるのかと思うとちょっと切なくなりますね。


これで一廻りしました。

船に乗り陸に帰ります。また訪れることは出来るのでしょうか……

 

帰りの船から

帰りの船から

帰りの船から2

帰りの船から2

ヨハネが見切れているのはしょうがないね!

まとめ

 

富士山

富士山

淡島はその成り立ちから興味深かったです。
そこに水族館、神社に大戦時の遺構などもあり、地質、生物、歴史と興味深いものが詰まっていました。
さらに島一周に島の高いところまで上ってくる意外なほどの運動量。海越しに望む富士山の絶景、移動は渡船。と狭い島にもかかわらず、興味をひかれるものがぎゅっと詰まったエンターテイメント性に溢れた島でした。
興味の湧かない方には寂れた島かもしれませんが、はまる人がいるのも分かります。私も今度はもっと天気の良い日に行きたいと思いました。ついでに空いているときにw

閉園が決まってからの訪問でしかたなかったですが、とにかく島に渡った時はどこもかしこも人だらけでどうしようもありませんでした。

また帰りのバス停も行列になっていましたのでこちらを利用する方はそのことも考慮した方が良いかと思います。

あと残り少ないですが、これから訪れようと計画している方は時間に余裕を持った行動をした方が良いでしょう。

あわしまマリンパークは閉園しますが、この先再び淡島に遊びに行ける日が来ることを願っています。

 

カエル

カエル

 

あわしまマリンパークの駐車場などの基本情報

地図

近隣からのアクセスと駐車場

口野の放水路から17号西伊豆方面に向かい進みますとまもなく海上に淡島が見えてきます。

右手に広い駐車場が見えたらそのまま少し進むとマリンパークの駐車場入り口があるので入ってください。

※閉園で混雑しているようです、満車の場合は係員の指示に従ってください。無断で余所様の土地に駐車するような行為は慎んで下さい。

駐車料金 車、バイク 一台500円

 

公式情報

株式会社淡島マリンパーク

静岡県沼津市内浦重寺186


あわしまマリンパーク 入園料金

大人(中学生以上)一般    2,000円    
小人(4歳~小学生まで)1,000円

小人(小学生以下)のみでのご入園はお断りしており、16歳以上の保護者の同伴が必要となります。
入園料金には島と陸の往復代(乗船料)と、ショーの観覧料がすべて含まれています。
金額は税込です。
障がい者金額は、手帳をお持ちのご本人に限ります。

 

外部リンク 日本最大級のカエル館 富士山の見える水族館|あわしまマリンパーク

外部リンク しまたろう【あわしまマリンパーク公式】 (@A_shimatarou) | Twitter

 

外部リンク ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site