花咲く岩本山公園へ
途中までは前編からの続きとして記事を書かせていただきます。
実相寺からハイキングコースを登ってきたところからです。
前編はこちらです。
富士山と駿河湾を望む公園
岩本山公園は富士その岩本山の頂にある展望の良い公園です。
山頂の展望台からは360°の視界が開け、富士山、南アルプスの一部、駿河湾に西伊豆に、三保は見えたかな?と素晴らしい展望が望めます。
また公園内にはロウバイ、梅、桜、ミツバツツジ、薔薇と時期によりいろいろな花が楽しめるのも嬉しいです。
山に広がる公園なため敷地内にそれなりに高低差があり散策するといろいろな場所があって楽しくもあります。
中央に芝生広場がありますので子供と遊ぶのにも良いですし、疲れたら見晴らしの良いカフェで一休みできるのも嬉しいです。
前編からの続き
実相寺よりハイキングコースを上りそのまま岩本山公園を目指します。
とはいいましてもすぐそこですw
少し歩くと木立の中に踏み分け路が。どうやらこちらの方が山頂には近そうなので踏み入ります。くの字を真っ直ぐに登るだけなのでたいした距離ではないですが。
木立の中の道を進むと公園の歩道にぶつかります。
そのまま山頂方向に。
※写真の真ん中付近の木の所から階段の途中に出ます。
時期を外しほぼ梅の花のない梅園w を抜けて山頂展望台へ。展望台脇の早咲きの桜は開花していました。
ここからは360°の眺めが楽しめます。
戻り際に訪れた日に僅かに残っていた梅を撮影。もう見頃はとっくに過ぎていました。
公園内の来た道を戻りカフェの方へ。
カフェの建物の脇には展望デッキがありますのでそちらに。ここからも海側の眺めは良いです。ただ富士山方向はアンテナが邪魔ですね。景色が悪いのでそちらの写真はありません。
で、公園の中心部ではなく南側に向かいますと、すぐに車止めがあり公園の外に出ます。そこにも展望台があります。
こちらはパノラマ展望台で、他の二つに比べると立地的にちょっと地味な印象があります。
でも実はこちらの展望台が富士市を見渡すには一番展望が良かったりする、結構な穴場スポットです。
ただ螺旋階段で上り下りは少しし難いですね。まあ、帰りは滑り台を……w
一番低い場所にあるのに、一番見晴らしが良いというw
その展望台の脇にハイキングコースの案内板があります。
道の先は実相寺から登ってきた道で、ここを辿れば実相寺に戻ります。
帰りはずっと下りなので来たときよりも楽に戻れます。
というわけでして、実相寺からのコースはここまでです。
ここから先は、別の日に、桜の咲く時期に合わせて岩本山公園を訪れたときの写真となります。
こちらは正面入口、駐車場の桜の木です。見頃です。
週末で桜が満開を迎えていたこともあり駐車場には入れない車で渋滞が起きていました。
芝生広場の周辺には桜の木が植えられていてとても綺麗です。
こちらも富士山と桜の写真が撮れますので人気が高いですよね。
広場が傾斜になっているので展望台に登らなくても桜と富士山を眺めることができます。
写ってはいませんが桜の下は花見客で一杯ですw
また富士市は市の花がバラなのでこちらの公園でも花壇に植えられていて楽しめますね。
毎年春になると岩本山公園では梅の咲く頃からこの桜の時期までイベントが盛りだくさんです。目立った遊具などはありませんが(パノラマ展望台に滑り台有り)子供を遊ばせられる広場もありますし、富士山が見えて眺めも良いですし、公園内に眺めの良いカフェもあってのんびりできて、とても良い公園だと思いますよ。
岩本山公園の駐車場などの基本情報
地図
近隣からのアクセスと駐車場
富士駅の南口を出まして信号機のある交差点を西に向かいます。そのまま突き当たりまで直進。丁字路で右折、北進。そのままひたすら道なりに数キロ進みますと岩本山を登ります。
長い坂を登っている途中でカーナビが最短ルートで曲がれとか云うかもしれませんが無視です。
そのまま進みますと岩本山公園入口の看板がありますので左折します。道なりに進み直角に左に折れてそのまま進むと駐車場に到着です。
駐車料は無料です。
駐車場開閉時間
第1駐車場、第2駐車場 8時30分から21時まで第3駐車場 24時間利用可能
公式情報
住所 富士市岩本字花木立1605
電話番号 0545-55-3553(富士市振興公社公園事業課)
ファクス 0545-57-0180(富士市振興公社公園事業課)
車で移動しますよ
岩本山の麓には潤井川 龍巌淵という桜の名所があるのでそこを目指すことにします。
旧道をつかって山を降り、山裾に沿うように走る用水路沿いの道に向かいます。
こちらも何気に桜の綺麗な場所です。
以前は並木がもう少し長かったのですが、岩本山に登る新道を作る際に一番いい場所でバッサリ……心の底から言いたい。馬鹿野郎!と。
失われたものはもうもう戻りません。
道をそのまま進むと潤井川に架かる橋を渡りますが、右側には龍巌淵の桜並木と菜の花が見えています。
橋を渡ったら右折。
川岸に空き地があり駐車スペースとなっていますが、運が悪いと埋まってますので空くのを待つことになります。
桜と富士山の名所 潤井川 龍巌淵
富士山と桜の共演
こちらの風景も桜と富士山の写真で有名ですよね。
といいますか、少し有名になりすぎた気もします。
以前から写真好きな方々の中では有名なスポットだったのですが、ここ数年、年々訪れる人が増えています。
海外からの観光客なのか外国人らしき方たちも多く、観光地でもないのにどう見てもツアーコンダクターらしき人に連れられた方たちまで訪れていて驚きです。
立地的には富士の製紙工場と古くからの住宅地の間にあるような場所で、桜を眺める橋も地元民が時々通過するくらいの車の幅くらいしかないような細い橋です。
今年は橋の上が人混みが大変なので警備員がいましたし、橋のたもとには臨時の駐車スペースまで確保されていました。
うーん、人多すぎ。
正直なところ今のままでは訪れる人を迎え入れるキャパを越えてしまっています。
以前のように河沿いの桜の下を静かに歩くようなことはもう無理かもしれませんが、賑わうのなら賑わうなりに整備しないと地元住民に迷惑がかかってしまいそうな勢いですね。
まあ、人がたくさん訪れるのは理解できます。
こちらの並木はあまり長くありませんが、ソメイヨシノの木が結構な太さに生長していて見事なんですよね。
実はこちらの桜の木は数年前に川に向かって垂れ下がっていた長い下枝を随分と切ってしまって、川岸が顕わになってちょっとつまらなかったのですが、最近は成長して再び枝が下に垂れてきていて以前の姿を取り戻しつつあります。
あの下に伸びた桜の枝が木全体のボリュームをかなりアップさせてくれるので良い感じなんですよ。
特に下から見上げると桜の木が大きく見えて素晴らしいのです。
訪れた当日、撮影した場所とほぼ同じ場所から撮影している写真がTwitterにいくつもアップされていてちょっと笑ってしまいました。
撮影場所が限られているのでこの中にはニアミスした方も、あるいは隣で撮影していた方もおられるのかなと。
まあ、いろいろ書きましたが結局、わたしはこの場所が結構お気に入りなんですよねw
でもこの場所、結構撮影が難しいです。
午前中は桜が逆光気味ですし、午後になると富士山に雲が出たり空が霞んだりすることが多いです。なかなかベストな写真は撮れせてもらえませんね。
あと富士山の左に工場の煙突か何かの塔があるんですよね。わたしはこれを入れたくない派w なのでアングルの自由度が限られてしまうのが痛いですね。富士市さん、何とかしてくださいw
ついでなので古い写真を掘り起こしてきました。2017年の様子です。この年の桜は何処も良かった気がしますね。
富士まで来たら富士宮もぜひ!
龍巌淵の駐車場などの基本情報
地図
近隣からのアクセスと駐車場
東名高速富士ICを降りて富士、田子の浦方面へ。
西富士道路と合流後坂を下り2つ目の信号機のある中村橋交差点を右折。
あとはひたすら道なりに弥生通りを進みますとそのうち潤井川の川縁に出ます。
駐車場は川縁に空き地がありますのでそこに駐めます。
駐車料は無料
※今年は橋の逆側、岩本山側のたもとの敷地が駐車スペースとして開放されているようでした。
多分週末ですと警備員がいると思われますので、指示に従ってください。
桜を眺める橋は車で渡れはしますがとても狭いです。車もちろんすれ違えませんし、避けるために退避できる場所もほとんどありません。
さらに人だらけですのでできるだけ通行しないようにした方が無難です。
公式情報
所在地 静岡県富士市久沢
夜間のライトアップなどもあるようですが運営主体がわかりません。
歩くなら
桜の合わせて廻れば良かったのですが、時期をずらして廻った場所を繋いだので今回は少し変則的な記事になってしまいました。
今回のコース、電車をつかって歩くのが好きな方はJR身延線の竪堀駅で下車、実相寺から岩本山公園、山を降って潤井川の龍巌淵、そこから近くの身延線の入山瀬駅までというコースも良いかもしれませんね。
ただ、岩本山を下から登って降りてくるルートなのでそれなりに体力は要りそうですがw