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富士山周辺と伊豆の観光スポットや遊ぶところを紹介するブログです

富士山 忍野八海3 観光客の国籍比率が知りたいw(湧池、濁池、鏡池)

この付近が観光地としての忍野八海の中心的スポットですが本当に海外からのお客さんばかりで驚かされます。何が一体彼らを惹き付けるのでしょうか。

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富士山世界文化遺産13-3

 五番霊場 湧池

五番霊場 湧池

五番霊場 湧池

随感

忍野八海の中心地に位置する池です。
透明度が高く池の色が青く美しいです。その為か、観光施設はここを中心に広がっていて一番人気の場所なのではないでしょうか。すぐそばに水車小屋もあり、いかにも忍野八海という観光地らしい雰囲気の活気のある場所です。

海外からの観光の方たちはこの辺りで写真を撮りまくっていますね。
ていうよりもこの辺りは完全に海外からのお客ばかりな気がします。その状況は日本人らしき人たちを探す方が難しいのではないかと思えるほどで、茅葺き屋根や水車の並ぶ古き日本の風景の中で外国の方ばかりの光景はちょっとシュールですらあります。ここが何処なのか見失いそうになります。いや、人見てないで池を見ろと。でもそんな日本人からするとちょっと過剰でテーマパークっぽい雰囲気もより日本的なものと捉えて喜んでいるのかもしれません。因みに写真を撮るには雰囲気は過剰なくらいで丁度良いと思いますよ。これで空いていれば良いのですがそれはいかにも無い物ねだりですね。

八海で最大の湧水量を誇り、常にこんこんと湧き続けています。
水中では洞窟に繋がっており、潜水調査でその長さはなんと55mもあると確認されています。前にNHKか何処かで放映されていたような気がします。
まさに氷山の一角といいますか、見えているところは一部に過ぎないわけでして、現地で地下の様子を想像してみるとゾクゾクしますね。

伝説

かつて富士山が噴火した時、人々が火事に苦しんでいると天から「わたしを信じなさい。そして、永久にわたしをうやまうならば、私がみんなに水をあたえよう」と美しい声が降ってきました。そして人々の願いが通じたのかしばらくすると溶岩の間からに水が湧き出して湧池となりました。
その時の声の主は木花開耶姫命であると伝わってるそうですが、木花開耶姫命は富士山の神様なので自作自演ぽくてちょっと好きになれません。自分の中の木花開耶姫命はもっと勝ち気で高潔なイメージです。

祀られている竜

徳叉迦竜王といい、「徳叉迦」はサンスクリット語で「視毒」或いは「能損害者」を現します。ひとたび怒りて凝視すれば人畜は直ちに命終するといわれている怖ろしい竜王だそうですが、何故こんな綺麗な場所にこんな竜王を選ぶのよ?

基本情報

地図

公式情報
池の情報
面積 152平方メートル
水温 約12度~13度(年平均)
湧水量 2.2立方メートル毎秒
水深 4メートル

 

引用元 忍野村観光協会公式サイト「忍野ナビ」

 

六番霊場 濁池

六番霊場 濁池

六番霊場 濁池

随感

濁ってないし……
湧池と道路を挟んで向かい側に位置する池です。
かつては名の通り濁っていたのかもしれませんが現在は観光地化した際に作られた人工池の湧き水が流入し、澄んだ流れとなっています。流れがあってもう池というより川ですね、ほぼ池の体をしていません。思わずこれでいいのか?と首を傾げたくなりますが、この状態で構成遺産にはなっているようです。
まあ、水の濁りが取れたのなら伝説以前の状態に戻ったわけでして、呪いか神罰かが解けたということで物語りは完結し、目出度し目出度しということですね。とりあえず名前は「濁り池」ではなく「濁ってない池」に改名した方がすっきりしますが、ますますわけが分からなくなりそうですね。

伝説

この池は昔はとても澄んでいてみんなの飲料水になっていました。
ある時、とても見窄らしい行者が訪れ水を所望しましたが、地主の老婆が乞食だと思い無碍に断ると、途端に池の水が濁ってしまったそうです。ただ不思議なことに、その水を器に汲むとただの澄んだ水であったと……

随感の方にも書きましたがこちらの伝説は終了してしまっているのでは……

祀られている竜

阿那婆達多竜王の「阿那婆達多」はサンスクリット語で「無熱悩」を現します。馬の姿の竜王で雪山の頂きの池に住み、四大河を分出し、大地に恵をもたらすという、最も徳の高い竜王だそうですが馬なのか竜なのか? それにしてもやっていることが凄すぎる竜王ですね。

基本情報

地図

公式情報 
池の情報
面積 36平方メートル
水温 約12度~13度(年平均)
湧水量 0.041立方メートル毎秒
水深 0.5メートル

 

引用元 忍野村観光協会公式サイト「忍野ナビ」

 

 

七番霊場 鏡池

七番霊場 鏡池

七番霊場 鏡池

随感

お土産物屋などが並ぶ通りの一番奥、北端に位置し道の端にあまりに何気なくあるので見落としそうになる池です。でもここが八海の一つなんですよ。
条件が整えばここは富士山を水面に映しこむのでそこから鏡池と命名されたようです。

訪れた日は晴れていて良く富士山が顔を出してくれましたのでどの角度なら池の水面に映り込むか試したところ奥側の交差点に少し入った場所で身を低くすると富士山を入れて撮影できました。ただ、たしかに富士山は映り込みますが間の建物がちょっと邪魔な気もします。撮影の際には車も来ますので気を付けてくださいね。

伝説

鏡池の水は善悪を見極める霊力があるとされ、集落で争いごとが起きると、それを収めるために双方がこちらで身を清め祈願をしたそうですよ。

祀られている竜

麻那斯竜王と云い、「摩那斯」はサンスクリット語で「慈心」を現します。日照りの時、七日間祈り続けると雨を降らせて大地を潤してくれるとても慈悲深い竜王であるらしいですね。ちょっとほっとします。

基本情報

地図

公式情報 
池の情報
面積 144平方メートル
水温 約12.5度~15度(年平均)
湧水量 月によって消長あり
水深 0.3メートル

 

引用元 忍野村観光協会公式サイト「忍野ナビ」

 

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