ふじ楽いず楽

富士山周辺と伊豆の観光スポットや遊ぶところを紹介するブログです

城ヶ崎海岸 いいとこ取り3(蓮着寺)

海岸線の城ヶ崎自然研究路を歩かずに、来た道を戻っていがいが根駐車場からまたまた車で移動です。この辺りは海岸線沿いに道はないので少しですが内陸部に戻ってまた海岸です。行き先は蓮着寺です。

蓮着寺(れんちゃくじ)は城ヶ崎海岸沿いにある日蓮に関係の深いお寺です。何とここは鎌倉時代に流罪になった日蓮が辿り着いた場所なんですね。

城ヶ崎自然研究路3

読んで字の如く 蓮着寺(れんちゃくじ)

蓮着寺 本堂

蓮着寺 本堂

※とても立派な本堂です。こちらは上がってお参りできるようでしたよ。右側に日蓮の立派な像があったのですがこの写真ですと丁度木の枝に隠れてしまっていますね。フレームに入って無くてちょっと残念。

 

日蓮と言えば仏教界では超が幾つあってもたりないほどの有名人ですよね。いわゆる日蓮宗の開祖にあたる方です。
こちらの日蓮さん、なかなか過激な性格でした。
日蓮は鎌倉時代の人です。鎌倉時代も中期頃になると餓鬼や疫病、天災が次々と襲い、国は随分と不安定で乱れ人々は愁いの中にいました。

それを見かねた日蓮は当時の最高権力者である鎌倉幕府第五代執権、北条時頼に対して駿河国実相寺に籠り執筆したといわれる「立正安国論」を提出します。
それによれば今の国が乱れているのは人々が法華経ではなく浄土宗などを信奉しているからだとし、このままだと国が滅びると訴え、救われるためにはそれらの布施を止め、正法である法華経を信ずることで国も民も安泰になると訴えたのでした。

この内容が世間に広まると浄土宗の宗徒は当然の如く激怒して日蓮襲撃事件を起こしました。またそもそも禅宗であった北条時頼に向かって公然と法華経以外を認めぬ、と批判したのですからその逆鱗に触れてしまったことは語るまでもありません。
そのため、その考えは国家非難ともとられて結果として翌年には伊豆に流罪として流されることとなりました。「まったく無茶しやがって」て感じですね。

 

鐘突き堂とマキの巨木

鐘突き堂とマキの巨木

※写真の位置からこの右後ろにある巨木がマキの木です根回りも抱えきれないほど太くて樹高も20メートルはあるように見えました。とても立派でちょっと感動しました。マキの木ってこんなに大きくなるのですね。

 

その流罪の地としてここ城ヶ崎が選ばれたわけですが、普通に陸地には送り届けては貰えず、日蓮崎の海上にある「俎岩(まないたいわ)」に置き去りにされたのです。この岩は満潮時には波の下に沈んでしまう場所であり、もう悪意ありありですよね。しかし日蓮は岩が海に沈む寸前に地元の漁師に助けられたそうです。

それがここ蓮着寺がある場所のすぐ近くなんですね。本堂からは海沿いに500メートルほど自然研究路を南下しますと奥の院と共に海にあるこの俎岩を見ることが出来ます。

蓮着寺の開創は、室町時代に日朗門下の正乗院日云上人が日蓮大聖人の霊跡を探してこの地に至ったのが始まりとされているそうです。また当地を治めていた小田原北条氏の今村若狭が日蓮のゆかりにちなんで祖師堂を建て、付近の土地七十町歩を寄進したともされています。
このため日蓮の生涯を紐解いたときにはに重要な場所の一つなっています。
こちらには本堂の他にも呆け避けおさすり地蔵や、願掛けの鐘突き堂などもありますのでそちらもお勧めです。

 

国の天然記念物 蓮着寺のヤマモモ

国の天然記念物 蓮着寺のヤマモモ

※影の中でちょっと見えにくですがこちらのヤマモモの木の根回りも相当なものですね。もっと近くで見てみたかったです。写真だと大きさを伝えるのが難しいですね。

 

寺域は約21万坪あるそうで、広大な自然林に覆われいて、そこに生えている木々は大きなものが多くて見事なものです。敷地内には「千歳の椿」と呼ばれる椿の群生も見られその自然の深さに感服してしまいます。
その中でも本堂前右手側にある大きなヤマモモの木は「蓮着寺のヤマモモ」と呼ばれ国の天然記念物に指定されている国内最大のヤマモモの木とのことです。しかしそれ以外の駐車場の松などの木も、鐘突き堂脇のマキもとてもおおきくてビックリします、とても見事です。

その他にこちらで変わっている木としましては「石喰いのモチノキ」と呼ばれる木があります。こちらの木の幹には石の塊が幾つも見事に食い込んでいる様子が見て取れます。
考えるに岩の亀裂から生えたモチノキが成長するにつれ岩自体を割って取り込んでしまったのでしょうね、モチノキは結構柔らかいですから。理屈はともかく何とも奇妙な木であります。

蓮着寺はとても自然豊かで、お寺の好きな方は当然としても、海や岩を見るために歩くだけではなく木々など植物が好きな方にも好まれるのではないのでしょうか。

 

石喰いのモチノキ

石喰いのモチノキ

※モチノキはとても柔らかいんですよね。ですから成長途中で邪魔な石があったりすると食い込んだようになることはあるのですが、これほどガッツリと咥え込んでいるのはさすがに珍しく初めて見ました。

 

そして残念なことに城ヶ崎自然研究路はここでお終いです。ここから先は、お隣の伊豆海洋公園、有料施設のニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンがあるので海沿いの遊歩道は一旦途切れてしまいます。
そのため通しで海沿いを歩く方は一度道路へと出てもらうことになるでしょう。
ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンまで行きますと入り口ゲートの前を通過した先に城ヶ崎へ続く「城ケ崎ピクニカルコース」があります。遊歩道の続きはそこから門脇灯台の方へと行くことになります。


基本情報

地図

近隣からのアクセス

ルートとしては135号の城ヶ崎入口から入りまして109号を進み、城ヶ崎海岸右折の看板のある信号機のある交差点を右に折れます。しばらく進むと二股に分かれますがそれを道沿いに左に進みますと道の真ん中に木が生えて蓮着寺は右に向かう標識がありますのでそちらに向かって突き当たりを右に。
結構急な坂道を登りますと建物手前で乗用車は左とありますとそちらに行きますと駐車場があります。
ただしこちらは参拝者専用の駐車です。
ここに車を駐めるのでしたら必ず参拝してください。

駐車場奥にトイレ有り。

所在地

 静岡県伊東市富戸835番地

外部リンク

 伊東観光協会オフィシャルサイト – 花と海といで湯のまち 伊豆・伊東観光ガイド