富士山世界文化遺産5
言わずと知れた富士山の頂上にある日本で一番高いところにある神社です。パワースポットとしてここより高い場所はありあせん(物理的な意味で)
富士山頂上浅間大社奥宮
随感
富士山本宮浅間大社、山宮浅間神社ときましてその先にあるのが富士山頂上浅間大社奥宮となります。
いうまでもなく、ズバリ富士山頂上です。
まあ、正確には最高点ではないのですが一応山頂火口の縁にありますので頂上でいいでしょう。よくこの場所にこれだけの建物があるものだとちょっと存在だけで感心しています。また自分が登ったときは神主さんが下の大社でお見かけしたことある方でやっぱりここも浅間大社なんだと妙に感心した記憶があります。
富士山は霊山であり古くから修験者の行場として開けていました。
その中心だったのが今の村山の浅間神社を含む富士山興法寺だったわけでして村山口登山道から多くの人々が登り、火口を取り囲むように神仏習合の礼拝場が幾つも設けられました。意外と昔から山頂は賑わっていたんですねw
そんな富士山頂ですが、慶長9年(1604)に徳川家康が富士山本宮浅間大社の本殿などを造営した際に山頂の所有権を富士山本宮浅間大社に認めたそうです。
以来、現在まで浅間大社が山頂を管理してきたのですが、実は途中で所有権を取り上げられてしまいました。
やっぱり明治政府ですね。もうね、何と言いますかね、余計なことばかりして。
明治政府が取り上げて国有化してしまったんです。
じゃあ、国有地化したらから国が何かしてくれるのかといえばそうでもなく、後に一部返還されたもののそのままになっておりました。
戦後、神社側が国を訴え、裁判の結果取り戻すことに成功したかに思えましたが、実はこの周辺、県境やなんやかんやがうやむやで登記ができず、2004年になってようやく念願かなって大社側が取り戻した経緯があります。
もっともその間も登山者、参拝者はいたわけでして実質的に誰のものかは明白ですよね。まぁ、だからこそ取り戻せたのですが。
山頂の南側に奥宮はありますが北側には奥宮の末社、富士山頂上久須志神社もあります。
この二つの宮に寄り火口を廻ることをお鉢廻りと呼びます。
これはどちらかというと江戸期に発展した富士講の習慣ですね。
ちなみに火口は幽宮とも呼ばれ禁足地になっています。まさか降りる人はいないよね?
覗き込むとちょっと怖いです。でもそれ以上にあそこまで下ってまた登るのかと考えると、ここまで登って来た後だけにげんなりしますw
奥宮は元々大日堂でしたが廃仏毀釈で神社となり、久須志神社も元々は薬師堂だったそうです。
このように奥宮は時代と様々な信仰を経て集約し今の形になっていて、過去を知るととても面白いですね。
ここまで来ると奥宮で記念となる何かが欲しくなるのは必然かなw
基本情報
地図
駐車場は不明 できる人いるのw?
ドローンなどは禁止のようなので気を付けてください。
※お知らせ
境内でのドローン・ハンググライダー等の使用は堅くお断りします。
本宮境内・富士山頂上奥宮境内(富士山8合目以上)でのドローン・ハンググライダー等は神聖性・尊厳護持の為禁止とさせていただきます。ご理解ご協力をお願いいたします。富士山本宮浅間大社 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1-1
TEL 0544-27-2002