ビーチの砂は色々あって面白い!
伊豆各地の砂浜の「砂」を集めてみました
さて今回はちょっと企画ものです。
ようやく長い梅雨が明けて夏になりました。本当に長かった……
夏といえば色々思い浮かぶと思いますが、やはり海水浴は欠かせません。
伊豆半島は海に囲まれていますから海岸線が長く、公式なもの以外にも海で遊べる場所に事欠きません。
このブログでも伊豆の公設の海水浴場を始め色々な海遊びができる場所を紹介しています。
その中には砂浜、いわゆるビーチと呼ばれるポイントも多いです。
汀の長さが1kmを越える場所から数十mの小さな所まで様々ですが、それぞれ特徴があり、表情が異なっていてとても興味を惹かれます。
そんなビーチの違いですが、やはり目に付くのは「砂」そのものです。
砂?
砂は砂だろうと思われるかもしれませんが、場所によって随分と異なるんですよ。
それも伊豆という限られた地域の中でも場所によって砂質にかなり違いがあります。
伊豆の各地の海で遊んで色々な砂を眺めてきました。どこの砂がどんな感じかは大体いわかっているつもりでしたが、実際に比較したことはありませんでした。
え、そんなバカなことするヤツはいない?
まぁ、そうだと思いますw 私もこのブログを始めていなければ実際に砂を並べて比較してみようなどという、全く益にもならない酔狂なことを実行しようとは考えなかったと思います。
ただずっと感じていた興味を満たすためだけにやってみました。
そしてやってみたらとても楽しいです。
楽しくない?
個人的にとっても楽しいんです!w
ずーと気になっていたことを確かめることができたんですから!
だから集めて比べてみました。
こちらの画像が一覧となります
ざっと色味と明度を確認していただけたらいいかと思います。
※重いので注意!
クリックした先の画像サイズは3900pix×3640pixと大きめになりますので気をつけてください。
左上が沼津から始まり下に行くほど南へ降り、次の列の上に折り返しています。
右上は熱海から南へ下っていき、同じく次の列に折り返しています。
中心列だけは上が西廻り、下から東廻となって空欄を挟んで繋がっています。
※注意
画像は撮影にあたりホワイトバランスは正確にそろえていないので差がある場合もあります。
色味を確認するために反射を押さえてアンダー目に撮影してあります。
倍率はほぼ統一できていると思います。
広い浜では砂質に偏りが出ます。
色の違うところもありますし、粒子のサイズも浜の採取場所で色々です。
画像は必ずしもそのビーチ全体を表しているわけではありません。ただその浜のイメージに近かろう場所を選んで採取はしています。
夏の強い日差しの下では砂の色は光を反射してもっと白く輝いて見えるものですし、濡れれば明度が落ちるので、画像はあくまで参考値として見てください。
伊豆のビーチ全体像からの雑感
一覧で眺めると色々と違うことがわかって面白いかと思います。
同じ伊豆と言ってもこれだけ砂質に差があります。
大まかに色分けするとグレー系と淡い茶系のカーキ色に分類できます。
色味にも段階があり、そこに白から黒の明度の濃淡と彩度差が加わります。
あとは粒子のサイズでかなり砂のイメージが変わりますね。
こうしてみるとやはり下田のビーチの砂は全体的に色が綺麗で粒も小さめであり砂質が良い感じです。
下田の海が一際輝いて見えるのはやはりこの砂質の影響は外せなさそうです。
白浜大浜海水浴場 白浜中央海水浴場 (南伊豆の海水浴1) - ふじ楽いず楽
逢ヶ浜海岸 弓ヶ浜海水浴場 (南伊豆の海水浴6) - ふじ楽いず楽
弓ヶ浜は色味的には下田のビーチに劣りますが明度は変わらず明るくて、粒子も細かくて綺麗です。
熱海のビーチは伊豆の入り口という地区を考えると良いですね。
人工的に砂を埋め立てただけのことはあります。
同じく人工ビーチとしては沼津のらららサンビーチがやはり色が綺麗です。
こちらは白さよりも彩度の鮮やかさが目に付く綺麗さです。
小土肥も砂を足したビーチで有り、こちらの砂も透明感のある粒子が混じり綺麗に見えます。
熱海サンビーチ アカオビーチリゾート(東伊豆の海水浴1) - ふじ楽いず楽
らららサンビーチ 足保海水浴場 (西伊豆の海水浴3) - ふじ楽いず楽
土肥海水浴場 小土肥海水浴場 (西伊豆の海水浴6) - ふじ楽いず楽
天然ものw
としては西伊豆では特別感のある岩地の砂が良いです。
周囲の環境を考えるとここだけ砂質が異なるのがよくわかりました。
これは伊豆の複雑な地形の成り立ちに関係しているのでしょう。とても面白いです。
岩地海水浴場 石部海水浴場 (西伊豆の海水浴11) - ふじ楽いず楽
今回は一纏めにした大まかな感想でした。
次回は地域ごとにもう少し詳しく覧ていきたいと思います。
まだやる気なのか……